ゴルフ潜在軌道理論

ダフりや右へのミスを回避するゴルフスイングの真実 2016.1.14ブログ記事

昨年8回のラウンドで、良い時はショット数も50回未満に抑えることができましたが、ラウンド中、数回は目に見えたミス、ダフリ、プッシュアウトをしてしまいます。

根本的にスイングが間違っているのか・・・玉数を打つ練習は関係ないと思います。

間違ったスイングでいくらボールを打っても下手を固めるだけ。これが私の信条です。

遅く始めたゴルファーは「型」から入れ! ゴルフダイジェスト新書
ゴルフ潜在軌道理論                       日本経済新聞出版社
栗林保雄氏同著 

内容はほぼ同じですが、もう一度熟読して、気が付きました。ゴルフスイングは、どんなスイング理論でもクラブの動きは同じということです。

上記2冊を読めば、すべてのスイング理論をリンクして理解することができます。正にこれまでに類のない画期的なゴルフの教本と言えると思います。

最も重要と考えるのは、著者の主張する12の型のうち、D動作からF動作へ至るアームアクションの3つの型です。



切り返しでクラブが立って、ほぼプレーン通り、グリップエンドがボールを指すように下りてきていますが

私は、クラブを、テークバックで開いて上げたフェースを両腕で反転させながら、赤のラインのように縦に下ろしています。

右ヒップターン逆転で、下半身が先行して回転していきますので、クラブの縦の動作と、身体の横回転の2つの潜在軌道が合成されて、黄色のプレーン(顕在軌道)が出現するというわけです。

クラブを、上から下に両腕を反転させながら身体の正面に縦に押し込んでいますが、身体が回転しているので、腕が横に振られているように見える。

ツアープロのスイングを分析ソフトで詳細に見ても、それぞれ個性があり、プロは意識はしていないでしょうが、皆このようなスイングをしています。

右肩の上から、エイヤと両腕を反転させるように下ろす。

そのためには、下記のようなグリップが有効というわけです。

右手の第一関節と第二関節との間の部分(これを上記著書では「棚」と呼んでいます)をグリップに直角にあてがうパーフェクトフィンガーグリップです。この右手の棚の部分が力点になり、クラブを強く押し込めるわけです。

そして、丸の部分のように空間を作ることがコツです。これを、佐久間馨氏のSメソッドでは、「ブラックホール」と呼んでいます。

身体(胸郭)の回転の下回りの軌道ではダフリやプッシュアウト、スライスなどのミスが出ます。

これを、両腕の上回りの軌道で相殺することで、上記のようなミスを回避する理屈です。


他のスイング理論では、このような解説はしていませんが、どんなスイングでも同じだと思います。

摩季れい子先生の2軸のボディターンスイング理論でも、「両腕を捻じる」と言っていますが、このことを言っているのだと思います。

左重心スイング理論もそうでしょう。

左重心のようにフェースローテーションを抑えるスイング理論では、ストロンググリップです。これは両手の旋回を抑えるグリップだからです。中井学プロは、ストロンググリップをフェードを打つためのグリップと言われています。

ドローを打つ、クラブの操作性に優るのはスクエアグリップです。

森守洋プロ(B2)は、スクエアグリップで、切り返しではグリップを足元に突き刺すように下ろすと言っていますが、表現の仕方に違いがあるだけで、要はシャフトを立ててひっくり返すように切り返せということだと思います。

2016.5.14
当然4スタンス理論を知る前の話で、全く無駄なことをしていたものです。


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